美術展の企画ならびにカタログの質を高め、学芸員の能力向上を図ることを目的として、美連協主催展および加盟館の自主企画展の中から、優れた展覧会の企画やカタログ、論文を顕彰しています。 1999年に「図録奨励賞」として始まり、美連協創立25周年を記念した2007年に、最も優れた企画を称える「美連協大賞」と学芸員の将来の活躍が期待される企画を顕彰する「奨励賞」が加わりました。同年、「図録奨励賞」は開催館の学芸員が協力して製作した優秀なカタログに贈られる「優秀カタログ賞」と、個人の論文を表彰する「優秀論文賞」へと変更し、2019年に「美連協大賞」という名称に一本化し、現在に至ります。
2013年 受賞一覧
美連協大賞
実験工房展 戦後芸術を切り拓く
神奈川県立近代美術館
いわき市立美術館
富山県立近代美術館
北九州市立美術館
世田谷美術館
美連協奨励賞
中原浩大展 自己模倣
岡山県立美術館
美連協カタログ論文賞
優秀論文賞 – 美連協展部門
『1930年の絵画と文学
―福沢一郎《無敵の力》と横光利一「機械」について』
展覧会名:昭和モダン 絵画と文学 1926-1936
速水 豊(兵庫県立美術館)
『海と福井と岡倉天心~天心にまつわる拾遺集~』
展覧会名:
生誕150年・没後100年記念 空前絶後の岡倉天心展―大観、春草、近代日本画の名品を一堂に―
佐々木美帆(福井県立美術館)
『桂ゆき―ある寓話―』
展覧会名:生誕百年 桂ゆき―ある寓話―
関 直子 (東京都現代美術館)
優秀論文賞 – 自主展部門
『マンハッタンの太陽
―光学的芸術から熱学的芸術への拡張の可能性について』
展覧会名:マンハッタンの太陽
山本和弘(栃木県立美術館)
『アントニオ・ロペスの初期作品と古代美術との関わりについて
―1960年代半ばにおけるリアリズム獲得までの軌跡』
展覧会名:現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展
森園 敦(長崎県美術館)
『よみがえれ 浜の記憶』
展覧会名:種差―よみがえれ 浜の記憶
高橋しげみ(青森県立美術館)
『ユーモア-知りえぬ世界についての気づき』
展覧会名:ユーモアと飛躍―そこにふれる―
千葉真智子(岡崎市美術博物館)
優秀カタログ賞 – 美連協展部門
石田徹也展
カタログ名:石田徹也ノート
足利立市美術館
平塚市美術館
砺波市美術館
静岡県立美術館
優秀カタログ賞 – 自主展部門
榮久庵憲司とGKの世界
世田谷美術館