2021年度美連協大賞は、コロナ禍で選考を中止しました。美連協大賞は2021年度で終了しました。過去の受賞一覧については下記よりご覧いただけます。
美連協大賞は、美術展の企画ならびにカタログの質を高め、学芸員の能力向上を図ることを目的として、美連協主催展および加盟館の自主企画展の中から、優れた展覧会の企画やカタログ、論文を顕彰していたものです。
1999年に「図録奨励賞」として始まり、美連協創立25周年を記念した2007年に、最も優れた企画を称える「美連協大賞」と学芸員の将来の活躍が期待される企画を顕彰する「奨励賞」が加わりました。同年、「図録奨励賞」は開催館の学芸員が協力して製作した優秀なカタログに贈られる「優秀カタログ賞」と、個人の論文を表彰する「優秀論文賞」へと変更し、2019年に「美連協大賞」という名称に一本化し、2021年度に終了しました。
2020年 受賞一覧
大賞
デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉
北海道立近代美術館
イルフ童画館
北九州市漫画ミュージアム
三鷹市美術ギャラリー
足利市立美術館
優秀カタログ賞 – 美連協展部門
もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020
福島県立美術館
和歌山県立近代美術館
優秀カタログ賞 – 自主展部門
没後90年記念 岸田劉生展
東京ステーションギャラリー
山口県立美術館
名古屋市美術館
もうひとつの江戸絵画 大津絵
福島県立美術館
東京ステーションギャラリー
優秀論文賞 – 美連協展部門
『高松次郎のコスモロジー』 『若林奮と版の層』『李禹煥の中間項』
展覧会名:驚異の三人!!高松次郎・若林奮・李禹煥―版という場所で 野田 尚稔 (世田谷美術館)
『クルト・セリグマンと岡本太郎』
展覧会名:クルト・セリグマンと岡本太郎―Art is Magic 佐々木 秀憲 (川崎市岡本太郎美術館)
優秀論文賞 – 自主展部門
『山田耕筰と美術―出発点としてのベルリン』
展覧会名:山田耕筰と美術 木村 理恵子 (栃木県立美術館)
『したたかに、奔放に―丸木位里の生涯と作品』
展覧会名:墨は流すもの―丸木位里の宇宙― 永井 明生 (奥田元宋・小由女美術館) ※現・ふくやま美術館
奨励賞
式場隆三郎 脳室反射鏡
広島市現代美術館 新潟市美術館 練馬区立美術館
背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和
練馬区立美術館
インプリントまちだ展2020 すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―
町田市立国際版画美術館
藤田嗣治と彼が愛した布たち
福岡市美術館
特別賞
石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
東京都現代美術館
竹工芸名品展 ニューヨークのアビー・コレクション ―メトロポリタン美術館所蔵
大分県立美術館
東京国立近代美術館
大阪市立東洋陶磁美術館