美術展の企画ならびにカタログの質を高め、学芸員の能力向上を図ることを目的として、美連協主催展および加盟館の自主企画展の中から、優れた展覧会の企画やカタログ、論文を顕彰しています。 1999年に「図録奨励賞」として始まり、美連協創立25周年を記念した2007年に、最も優れた企画を称える「美連協大賞」と学芸員の将来の活躍が期待される企画を顕彰する「奨励賞」が加わりました。同年、「図録奨励賞」は開催館の学芸員が協力して製作した優秀なカタログに贈られる「優秀カタログ賞」と、個人の論文を表彰する「優秀論文賞」へと変更し、2019年に「美連協大賞」という名称に一本化し、現在に至ります。
2012年 受賞一覧
美連協大賞
美連協奨励賞
浮世絵師 溪斎英泉
千葉市美術館
日本の70年代 1968-1982
埼玉県立近代美術館
美連協カタログ論文賞
優秀論文賞 – 美連協展部門
『虹のかなたに 前衛アーティスト、靉嘔の仕事』
展覧会名：靉嘔 ふたたび虹のかなたに
西川美穂子 (東京都現代美術館)
優秀論文賞 – 自主展部門
『型紙は語る 海を越えた型紙をたずねて』
展覧会名：KATAGAMI Style
生田ゆき (三重県立美術館)
『偽史としてのフィギュア×スケープ』
展覧会名：マックス・エルンスト フィギュア×スケープ
副田一穂 (愛知県美術館)
『英一蝶の画業初期における風俗画について』
展覧会名：江戸の風雅―旧きを知り新しきを創った絵師たち
野田麻美 (群馬県立近代美術館)
優秀カタログ賞 – 美連協展部門
蕭白ショック‼曾我蕭白と京の画家たち
千葉市美術館
三重県立美術館
優秀カタログ賞 – 自主展部門
絵師・金蔵 生誕200年記念 大絵金展 極彩の闇
高知県立美術館
維新の洋画家―川村清雄
東京都江戸東京博物館
静岡県立美術館
生誕100年 松本竣介展
岩手県立美術館
神奈川県立近代美術館
宮城県美術館
島根県立美術館
世田谷美術館