美術展の企画ならびにカタログの質を高め、学芸員の能力向上を図ることを目的として、美連協主催展および加盟館の自主企画展の中から、優れた展覧会の企画やカタログ、論文を顕彰しています。 1999年に「図録奨励賞」として始まり、美連協創立25周年を記念した2007年に、最も優れた企画を称える「美連協大賞」と学芸員の将来の活躍が期待される企画を顕彰する「奨励賞」が加わりました。同年、「図録奨励賞」は開催館の学芸員が協力して製作した優秀なカタログに贈られる「優秀カタログ賞」と、個人の論文を表彰する「優秀論文賞」へと変更し、2019年に「美連協大賞」という名称に一本化し、現在に至ります。
1999年 受賞一覧
図録奨励賞 – 巡回展部門
ライン河の色彩と光－マッケとその仲間たち
『モード・モデルネ・モデラート―アウグスト・マッケ 遊歩の絵画』
石川 潤（宇都宮美術館）
アンセル・アダムスの世界展
『写真のルネサンス―アダムスの地平』
深川雅文（川崎市市民ミュージアム）
図録奨励賞 – 自主展部門
戦後美術を読み直す 吉仲太造展
『画家 吉仲太造』
光田由里（渋谷区立松濤美術館）