もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020
福島県立美術館 (荒木康子/紺野朋子/坂本篤史) 和歌山県立近代美術館 (植野比佐見/宮本久宣/青木加苗)
審査講評
福島県立美術館と和歌山県立近代美術館のコレクションをもとに、戦前、地方で版画がさまざまな広がりを見せていたことを丁寧に紹介している。これまで十分に光が当てられてこなかった明治から戦前にかけての近現代版画を取り上げ、全く新しい切り口で近現代の日本美術史を定義しようした試みは評価に値する。