美術館連絡協議会 美術館連絡協議会

  • 倉敷市立美術館外観 倉敷市立美術館外観
  • 高橋秀《環》 2019年、個人蔵 高橋秀《環》 2019年、個人蔵
  • 藤田桜 《初夏のなかま》 2019年、個人蔵 藤田桜 《初夏のなかま》 2019年、個人蔵
  • 展示風景:中央展示台に藤田桜絵本原画、壁面に高橋秀作品 photo:Nagase Masami 展示風景:展示台に藤田桜絵本原画、壁面に高橋秀作品
    photo:Nagase Masami
  • 展示風景:2階ロビーから高橋秀作品を見る photo:Nagase Masami 展示風景:2階ロビーから高橋秀作品を見る
    photo:Nagase Masami
  • 池田遙邨《祗園御社》1931年、個人蔵(寄託作品) 池田遙邨《祗園御社》1931年、個人蔵(寄託作品)

2019.10.15(tue)

癒しの遙邨作品と昭和の名建築
倉敷市立美術館

 倉敷市立美術館は旧倉敷市庁舎を改修して、1983年に開館しました。大原美術館をはじめ美術館・博物館やギャラリーが林立する倉敷美観地区とは、大通りを隔ててすぐ隣の文化ゾーン(市立美術館・市立中央図書館・市立自然史博物館)にあり、観光地の人ごみからほっと一息つくのに絶好のロケーションです。

 コレクションは郷土ゆかりの作家を中心に、近世から現代の日本画・洋画・立体・工芸・写真まで幅広く1万2千点近くあります。中でも倉敷ゆかりの文化勲章受章の日本画家・池田遙邨の作品は8千点余りで、コレクションの中核をなしています。ほのぼのとした遙邨作品に癒されに来るファンも少なくありません。
 さらに近年、丹下健三設計により1960年に建てられた、昭和の名建築である美術館の建物を見学に来る建築ファンも急増しています。1階エントランスには岡崎和郎の「HISASHI」、2階ロビーには高橋秀の「出現」、植松奎二の「浮くかたち-軸」と、現代美術の秀作が並びます。

 現在、倉敷市立美術館では美連協の巡回特別展「高橋秀+藤田桜-素敵なふたり」展を開催しています(~10/22)。倉敷市玉島在住の美術家・高橋秀と布貼り絵作家・藤田桜の作家ご夫婦、それぞれでの個展はこれまでも県内外で開催されていますが、二人展としては今回が初めてです。
 作風としては全く対照的ですが、61年間夫婦として支えあった二人の作品を同時に見ることで、人生とアートの深い繋がりを感じさせられたり、豊かな色彩と抽象的なフォルムに何か相通じるものを見出したり・・・と味わい深い展示となっています。
 また、展示室だけでなく1階エントランスと2階通路、ロビーに高橋秀の大作を展示、力強くシャープな作品がコンクリート打放しの勇壮な丹下建築と見事に響きあい、素晴らしい空間を作りだしています。さらにこの空間は撮影可能。展覧会が2倍・3倍楽しめる、アートと建築のコラボレーションをぜひ体験してください。

 展覧会期終盤の10月19日(土)・20日(日)は、倉敷美観地区および周辺で倉敷屏風祭が開催されます。毎年秋の祭礼の時期、風情ある街並みと共に、町屋に展示される屏風が楽しめるこのイベントに合わせ、倉敷市立美術館では「池田遙邨の屏風」がご覧いただけます。
 この秋は、倉敷市立美術館のアートと建築、祭りと街歩きを楽しんで、倉敷を満喫してはいかが?

(情報発信者:倉敷市立美術館)



倉敷市立美術館
住所:〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-6-1
アクセス:
 JR倉敷駅から南に徒歩10分
 バスをご利用の場合:大原美術館前下車 徒歩1分
 お車をご利用の場合:山陽自動車道倉敷IC・早島ICより約15分

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